こんにちは、着物と旅行大好き冬みかんです。
去年バンコクに旅行してきました。
去年の6月に初めてタイに一人で行ったのですが、楽しすぎて半年後に再び一人でバンコクを訪れました。
そして今年の5月にもバンコクを訪れる予定です。そのくらいバンコクは楽しいし飽きることがありません。
そんな中、前回バンコクに行った際なんと観光客相手の詐欺にあってしまいました。
最終的には金銭を奪われるようなことはなかったのですが、かなり直前のところまで行きました。
タイの人は親日家でまさか騙す人がいるなんて・・・とその時は平和ボケした考えでいたのですが、よくよく考えてみれば世界中に悪い人はたくさんいます。
また、詐欺自体を悪いことだと思っていない人もいるのも事実です。
今回はそんな私の経験を元にお話をしたいと思います。
どうかこの記事を読まれた方は手口を参考にしていただき、騙されることがないことを祈っています。
それでは、どうぞ。
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バンコクで詐欺にあった経緯
場所は宿泊ホテルの近くの駅で起こった
前回バンコクに行ったとき、私はこのフアランポーン駅の近くのホテルに泊まっていました。
そのホテルはアイサノック バンコクです。
口コミ評価が高く、値段も安かったのが決め手でしたがなかなか良いホテルでした。
ホテルからの一番の最寄り駅はMRT(地下鉄)のサムヤーン駅です。
徒歩10~15分といったところでした。
今回詐欺を仕掛けてきた女性に話しかけられたフアランポーン駅も徒歩圏内でした。
タイに行くととにかくよく歩きます。
タクシーも安いので使ってもいいのですが、女一人で乗ってぼったくられたら対処できそうにない、と思ってしまいつい歩くことが多くなってしまうんです。
朝食を食べに行こうと朝早くにホテルを出発
こちらのホテルでは朝食を付けませんでした。
最初にバンコクを旅行した時に泊まったアマラバンコクでは、クラブラウンジが使えたため朝から夜までフル活用しましたが、
2回目のタイはどれだけローコストで旅行できるか、がテーマだったので朝食も近所で食べようと思っていました。
そして1回目に行ったタイ旅行でバンコクは朝早くからお店が開いているということを知り、それならと大好きなカオマンガイを食べに行こうと持参したガイドブックをパラパラとめくっていたところ、ホテルから徒歩圏内に朝から営業しているお店を見つけました。
よし、ここに行こうと朝7時過ぎにホテルを出発します。
フアランポーン駅近くの交差点で女性から声をかけられる
そして今思えばこれが私のミスだったのですが、私は写真を撮ることが好きでこの旅行でもミラーレスカメラを持っていきました。
この日もカメラを首から下げ、外だとWi-fiもつながらないためポケットサイズのガイドブックをカバンに入れお店に向かって歩いていました。
まさに、ザ・観光客です笑
お店はフアランポーン駅から徒歩4分と書いてあったので、駅が見えてきたころ交差点でガイドブックをカバンから取り出し地図でお店の詳しい場所を確認していたところ・・・
私と同じくらいか少し年上(40台半ばから後半)の女性に声をかけられました。
その女性は英語で「どこに行くの?」と聞いてきました。
私は相手が女性ということもありガイドブックを見せて「このお店に行きたい」と慣れない英語で話しました。
そうするとその女性は
「あなた日本人?このお店は週末は営業していなわよ」
というのです。(この日は土曜日でした)
え?でもガイドブックには休み無しって書いてあるけどなぁ、と思いましたがこの時私はこのガイドブックに書かれている情報が古いんじゃないかと思ってしまいました。
そしてその女性はこう切り出したのです。
「この近くにカオマンガイが食べられるお店があるわよ」と。
女性は話術が巧妙だった
この女性とは声をかけられた交差点でしばらく話していました。
日本語を少し話せるといって(今思えばこれが怪しいと思わなければいけないポイントだった)雑談をしてきました。
たまに日本語を織り交ぜながら親日ぶりをアピールされ、この女性が悪い人とはまったく思いませんでした。
とはいえ、私は行く予定だったお店に向かうつもりだったので、
「親切にありがとうございます」
といって歩き出そうとした私をその女性は懸命に引き留めました。
そして地図を指さしながら、
「この川を越えて〇〇に行くとカオマンガイが食べられるから私についてきて」
と言うのです。
私はとりあえず行きたかったお店に行ってみて、営業してなかったらコンビニで朝食を買ってホテルに戻ろうと思っていたのですが、あまりにもしつこく話しかけてくるのでそれが親切心からきているものだと勘違いしてしまいました。
「私の名前は○○、あなたの名前は?」
と聞かれ、答えたところ
「よろしくね」
と手を差し伸べて握手をしてきました。
客観的に聞くと怪しさ満載なのですが、その状況に陥ってしまうとそうは思わないんですよね。不思議です。
そして私は、
「まぁここまで親切に言ってくれてるんだから、船着き場まで一緒に行ってそこで別れたらお店に戻ろう」
と思ってその女性に船着き場まで案内してもらうことにしたのです。
歩いている途中でようやく怪しいということに気づく
船着き場まで歩く間、その女性は
「日本に行ったことがある」
とか雑談をずっとしてきました。
本当に見た目は優しそうなマダムといった感じで身なりも小ぎれいにしていて怪しい感じは全く感じられなかったのです。
そして10分以上歩いていると思うのですが、まだ船着き場には付きません。
そこで私の中にようやく疑いが出てきます。
「ただの親切心でこんな遠い場所まで付いてきてくれるものか?」
そこでもう一度その女性に歩きながらガイドブックを見せます。
「土曜日もやってるって書いてあるけど」
それでも帰ってくる答えは同じです。
「週末はやってないわよ」
人間って一回疑いの目を向けるともうダメですね。
その女性を信用できなくなってきました。
あいにくスマホでどこかに連絡を取っている様子はなかったため警戒をしつつ、どうやってこの場から逃げ出せばよいのかを考えていました。
まだ人が歩いているような大通りだったので細い路地に入ったら逃げ出そうとか、でもひょっとして本当に親切な人でこんな遠くまでついて来てくれてるんじゃないか、とかいろんなことを考えながらこの時は歩いていました。
船着き場についてもその場を立ち去ろうとしなかった【詐欺確定】
そしてさらに歩くこと5分。フアランポーン駅から1km以上離れた場所まで歩いて、ようやく女性が言っていた船着き場に到着しました。
場所はこちらです。
この船着場があるチャオプラヤー川。
実は最初にバンコクを訪れた際ワット・アルンに行ったのですが、この川を渡る観光船に乗ったことがあったのでちゃんとした船着き場であることはすぐに分かりました。
そして私たちが船着き場に着いたその時ちょうど観光客を乗せた船が到着したのですが、女性はそれに乗れとは一言も言わずどこかから椅子を持ってきて座れと促されました。
ここでようやく詐欺に合っている可能性100%だと確信しました。
このときすでに朝の8時半でした。
女性は「船は9時からだから待ってて」と言います。
そして女性がどこかにスマホで連絡を取り始めたのです。
これは仲間が来る前に本当に逃げなくちゃと思いました。
とりあえずこの場を立ち去らないといけないため、わざとその場でガイドブックを見てけげんそうな顔をしながら、
「やっぱりこのお店休み無しって書いてあるから今から行きます」
すると、
「このお店、9時からよ」
え?さっきは週末は休みって言ってたのに言うことが変わった!!
そこですかさず「いやいや、だったら今から行って開店まで待つから」
女性はバツが悪かったのか愛想笑いしながら相変わらず引きめ止めようとしたため、ちょっとブチ切れながら
「私は暇じゃないの!この後予定があるの!!帰る!!」
そしたら女性もまさかの逆切れ。
「あなたちゃんと私に言っていること理解してる??してないわよね!!」
ちょっと怖かったのですが、そのまま椅子から立ち上がり船着き場を後にしました。
追いかけられたらどうしようかと思いましたが、その様子はありませんでした。
あー、怖かった。
ようやく行きたかったカオマンガイのお店へ
そんなことがあり、予定より30分遅れで目的のお店に到着しました。
果たして本当にお店は休みなのか!?
はい、やっぱり営業してました。
そして美味しくいただきました笑
以前訪れたガイトーン・プラトゥーナムのほうが鶏肉が柔らかかったですが、ご飯は鶏のダシがしみ込んでいて美味しかったです。
ちなみにお店の情報はこちらです。カオマンガイのお値段は50タイバーツでした。
その後同じような目に遭っている人のブログを見かける
この後、ホテルに戻りこれから行こうとしていたワットパクナムの場所を確認していました。
その時に偶然見かけたブログで同じフアランポーン駅で女性に声をかけられて船着き場に連れていかれて、高額な代金を請求されたという記事を見かけたのです。
あのまま船を待っていたら高額な船代を請求されていたか、そのままお店に連れていかれ高額なお金を請求してきたか・・・まぁどちらかでしょう。
とにかく、常に警戒心を持っていないといけないと改めて思いました。
まとめ
タイの人は親日家だという頭があり、最初はまさか騙すために声をかけてきたとは全く思いませんでした。
そしてそれが女性だったので余計に気を許してしまいました。
最終的には時間を奪われただけで済んだのでまだ良いほうなのかもしれませんが、それでもこのあとかなり自分自身反省しましたね。
この時はなんとか難を免れたものの、一歩間違っていたさらにひどい目に遭っていたと思います。
ほとんどが良い人だとは思うのですが向こうから声をかけてくる場合は要注意です。
特にガイドブックを外で見ながら歩いているとたいていはカモにされてしまいます。
まっぷるはオフラインで使える地図と電子書籍が無料でダウンロードできます。
スマホに取り込んで使うことをおススメします。
みなさんもタイに限らず海外に旅行に行かれる際は注意してください。
そして基本中の基本。私も子供が小さい時によく注意していた言葉。
「知らない人には付いて行っちゃダメよ」