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こんにちは、冬みかんです。
ゴールデンウィークが終わると一気に暑くなってきますね。
着物を着るのにちょうどよい季節はあっという間に過ぎ、すぐに浴衣を着る季節になってきます。
さて、前回有松絞りまつりの記事について書きましたが、
有松絞りのなかに板絞り染めという種類があるのはご存知でしょうか。
別名、雪花(せっか)絞りと言いますが、その名の通り雪の結晶のような模様が特徴の絞り染めです。
有松絞りまつりでも雪花絞りの反物が売られています。
そしてここ名古屋市緑区の有松では雪花絞り体験を行うことができます。
実際に私も雪花絞りを体験してきましたので、今回はその体験記について書きました。
今回体験したのはこんせいという会社です。
雪花絞りの浴衣は本当にステキなので是非ご覧ください。
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雪花絞りについて
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雪花絞りとは
最初にも言いましたが雪花絞りは板絞り染めという手法を用いています。
まず反物を縦の方向に蛇腹(じゃばら)折りします。
幅が細くなったものを今度は三角にパタパタと同じく山折り、谷折りの順番で折っていきます。
この三角形は正三角形、二等辺三角形などの形によって染めた後の模様に変化が出てきます。
よく市販品で雪花絞り風のプリントされた反物も安く売られていますが、見比べると全く違うことが分かります。
やはり職人の手しごとで染められた雪花絞りはとてもステキです。
私は半じゅばんを着て夏の着物風に着るのが好きです。
雪花絞りの模様について
さて、最初に書きましたが雪花絞りの模様は三角の形と染め方で決まります。
この柄は正三角形に折った反物を染めたものです。
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有松鳴海絞り 雪花絞り No.67 藍色 青色 雪花 絞り 反物 未仕立て 白生地 藤乙女 流水縦透かし織り生地 男女兼用 綿生地 綿100% 巾約38.5cm 長さ約12.5m 伝統的工芸品 経済産業省業大臣 指定 愛知県絞工業組合 日本製品 染元 張正
こちらの柄も正三角形で折られたものですが、染め方で柄もまったく変わるため雰囲気が全然違いますよね。
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/kimono-hondaya/cabinet/08253181/imgrc0073519062.jpg?_ex=300x300)
藤井絞 雪花絞 No.1-41 雪花絞り 浴衣 ゆかた 単衣きもの 夏きもの 紀州 備長炭使用 炭綿麻浴衣 炭綿麻生地 綿70% 麻25% 炭入りレーヨン5% 反巾39.5cm 日本製品 男女兼用 反物 未仕立て 緑 × 藍
同じ染め方でも染める分量によってまた雰囲気が変わるのが板絞り染めの面白いところだと思います。
ですので、まったく同じ柄というのはなかなか無い(というか作れない)ので、人とかぶらないのも良い点だと思います。
昔は布おむつに使われていた?
今は上品な浴衣として認知されている雪花絞りですが、昔は木綿のさらしに雪花絞りをほどこし、布おむつとして使われていたそうです。
今考えるとぜいたくなおむつですよね。
なのでお年を召した方には雪花絞りの浴衣なんて・・・と抵抗感を持つ方もいらっしゃるそうです。
でもこんなにステキな柄なので私を含めみなさんも堂々と雪花絞りの浴衣を着てお出かけしましょう。
雪花絞り体験について【実際に体験してきました】
そんな素敵な雪花絞りを体験できてしまう所があります。
場所は名古屋市有松地区にある、こんせいさんです。
体験できる日程は平日のみで、人数は3~5名までとなっています。
私も体験してきましたがとても楽しかったです。
雪花絞り体験に興味がある友達がいたら一緒に体験されることをおススメします。
柄や色なども選べて雪花絞りの染め方も分かるため、さらに興味が湧きますよ。
現在楽天ふるさと納税の返礼品でこんせいさんの雪花絞り体験ができます。
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【ふるさと納税】体験!伝統工芸有松・鳴海絞 「雪花絞りの浴衣1反染めよう」 | 愛知県 名古屋市 愛知 名古屋 楽天ふるさと 納税 支援品 返礼品 支援 返礼 お礼の品 チケット 券 体験 ゆかた 浴衣 ファッション おしゃれ オシャレ 旅行 観光 トラベル 染め
ふるさと納税の返礼品は名古屋市在住の方には適用されないため
注意してください
体験の流れ
ここからは私が実際にこんせいさんで体験した雪花絞りの流れを紹介します。
最初に手ぬぐいで試し染めをします。
手ぬぐいの生地は染料を吸いやすくきれいに染まりやすいそうです。
![](https://fuyumikan.com/home/wp-content/uploads/2019/05/image17.jpg)
これだけですでにテンションがあがりました笑
そのあとはいよいよ反物を使って本番です。
反物をアイロンを使ってひたすら折っていきます。
まっすぐ折らないと模様もゆがんでしまうためかなり根気のいる作業となります。
その次に三角に折った反物を板でしっかりとはさみます。
![雪花絞り](https://fuyumikan.com/home/wp-content/uploads/2019/05/image13.jpg)
これが板絞り染めと呼ばれる所以なのですね。
ここまでが準備となりついに本番の染めにはいります。
染料の準備はこんせいさんがしてくれるので、私たちはその染料の中に自分で折った反物を漬けていきます。
これがかなり緊張します。
染料に漬けて引き上げる時間によって染料の染まり具合が変わるからです。
一応の目安はこんせいさんが教えてくれますが、染料の色や気温によって染まり具合が違ってくるそうです。
こればかりは完成してからのお楽しみということになります。
染めた後はすぐに水にさらすのですが、この時初めて自分が染めた柄を確認することができます。
折った反物を広げた瞬間、感動しました。
![雪花絞りの反物](https://fuyumikan.com/home/wp-content/uploads/2019/05/image15.jpg)
その反物を乾燥室で乾燥させ、その日のうちに持ち帰ることができます。
そして染まり終わった反物がこちらになります。
![雪花絞りの反物](https://fuyumikan.com/home/wp-content/uploads/2019/05/image16.jpg)
私が体験したのはトライアル(お試し)期間で染料の色が限られていたためインディゴ色で染めました。
今はたくさんの種類から選べるのでさらに楽しそうです。
そして去年この反物を浴衣に仕立てました。
今年の夏着るのが楽しみです。
ちなみに最初に染めた手ぬぐいは、あずま袋にしてみました。
![雪花絞りのあずま袋](https://fuyumikan.com/home/wp-content/uploads/2019/05/image14.jpg)
![](http://fuyumikan.com/home/wp-content/uploads/2018/11/fuyumikan-icon.png)
まとめ
いかがでしたか?
雪花絞りの浴衣はプリントされたものとは全く違いとてもステキです。
雪花絞りに興味を持ったあなた。
これを機会に有松に雪花絞り体験に来ませんか?
そして一緒に着物ライフを楽しみましょう。